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家づくり豆知識(Knowkedge of Housing)

リストマーク 木材のお話



リストマーク四角 木材のエネルギーコスト
木材は製造エネルギーのきわめて少ない資材です。製材品(天然乾燥材)を1?つくるのにかかるエネルギーは、製造過程でかかるCO2で換算すると、鋼材の約1/350、アルミニウムの約1/1470となります。(図2参照)
 そして化石燃料は埋蔵量が限られており,いつかは使い果たしてしまいます,木材はいくら使っても再生産が可能です。伐採して利用しても,植えればまた生えてきます。
 また木は光合成により,大気中の二酸化炭素を吸収してくれます。しかも吸収した二酸化炭素は炭素のみを取り出し,有機物(ブドウ糖)をつくり樹木の体(幹や根,枝・葉)をつくります。つまり,二酸化炭素をつくっている炭素が有機物として貯蔵されることになるため,大気中の炭素が減り,結果として二酸化炭素も減ることになるわけです。樹木が木材として利用され,家具や木造住宅になっても炭素はそのまま貯蔵されています。そのため、木材は炭素の貯蔵庫として言われており、他の資材に比べてエコロジーな資材「エコマテリアル」であるといえます。
 日本は先進国の中でスウェーデンに告ぐ世界第2位の森林率を誇る、有能な森林大国です。しかし、木材自給率はわずか20%であり、残り80%は輸入した外材となっています。その外材も日本ではアメリカ、ヨーロッパ、ロシア、東南アジア等世界各国から輸入しております。その木材輸送に関わる燃料のほとんどは化石燃料です。日本の木材供給量の8割を占める外材は,大量の化石燃料を燃焼させ,大気中に温室効果ガス(二酸化炭素)を放出しながら運ばれてきます。この環境負荷を数値で表したものは「ウッドマイルズ」です
。木材の輸入量が大きいほど、また輸送距離が長いほど、燃料の消費量は大きくなるため、環境負荷も大きくなります。そこで、「輸入量×輸送距離」をウッドマイルズとして、環境負荷を表す数値的な指標としています。木材輸入について日本は他国と比べて桁違いに大きな環境負荷(=ウッドマイルズ)をかけており、その負荷量は米国の4倍,ドイツの20倍です。諸外国は木材の輸入をしていても、日本のように8割も輸入に頼ってはおらず、また輸入先も比較的近い国からの輸入が多いため環境負荷が少ないのです。図2より、国産材を使った際と外材を使った際のウッドマイルズを比較してみてください。日本は世界有数の森林大国でありながら,わざわざ環境に負荷をかけて木材を輸入していることになります。ウッドマイルズは日本のいびつな木材の消費構造が明らかにしています。このことは世界の森林減少に拍車をかけている原因の一つでもあります。
 
日本のCO2 排出量の占める割合で、建設施工段階では1.7%であるが、使用される資材や施設運用時も考慮すると、建設業界の関連領域の排出量は日本全体の約4割にも達します。
 このようなことから、私たちはなるべく木材を使い、その中でも国産材を使うことによって、地球の環境を守っていくべきであると思います。。 
建設資材製造時の消費エネルギー
図1 建設資材の消費エネルギー(炭素放出量)
 住宅建築のウッドマイルズ
図2 住宅建築のウッドマイルズ
参考資料・出典〕
森林林業学習館「ウッドマイルズ」「エコマテリアル・木材」をもとに
作成
木材のお話
日本の森林の現状

木材のエネルギーコスト
無垢材と合板
木の温かみ